愛媛県中予水産試験場
広島大学大学院生物圏科学研究科
2004 年 39 巻 3 号 p. 145-152
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愛媛県下のヒラメ養殖場において, 飼育環境水およびヒラメからのE.tardaとその溶菌ファージの出現動向を周年にわたり調べた。エドワジエラ症は6月から12月にかけて発生し, 病気の発生とほぼ同時にE.tardaが環境水および外見上健康なヒラメから検出された。一方, ファージは病気発生の1か月以上前から環境水に高頻度に出現し, 病気の終息とともに検出されなくなった。環境水におけるファージの出現は養殖場におけるE.tardaの存在の指標になると考えられた。
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